免の石と猫のシルエット(南阿蘇村)

猫のシルエット

年明けの仕事のドタバタから一時解放されようと、週末に癒しを求めて南阿蘇へ。
目的は「免の石」と「猫のシルエット」。
免の石とは、熊本県南阿蘇村河陰のチョックストーン(岩壁の割れ目に挟まった岩)のことで、以前からご利益があると有名でした。
2016年の熊本地震で落下してしまいましたが、落ちた後が猫のシルエットに見えると再び有名に。
昨年秋から我が家に黒猫が仲間入りしたこともあり、興味津々で足を運んでみました。

免の石望見所(鳥の小塚公園)へ

免の石望見所の案内板
県道28号線(熊本高森線)に立つ案内板、近くにマグマ食堂があります

熊本市から県道28号線(熊本高森線)を南阿蘇方面へ。
俵山の南阿蘇トンネルを抜け、約3kmで免の石望見所の案内板が立つ十字路に。
ここから山手に向かいました。

南阿蘇村の風景
右の車道を進んで行きます
免の石望見所の案内板
十字路に出たら、案内板に従って左へ
免の石望見所
免の石の望見所(鳥の小塚公園)の受付です
免の石望見所

県道より車で3分、免の石の望見所(鳥の小塚公園)に到着しました。
ここを起点にして免の石と猫のシルエットを目指します。
以前はガイド同伴の周回コースだけでしたが、ガイドなしの往復コースが整備されました。
受付の女性の方に往復コースの希望を伝えると、ルート上の注意点など大変丁寧にご説明いただきました。
入山料の500円を支払うと、案内パンフレットとタオル、連絡先のシールが貼られたチョコレート菓子までいただきました。
受付横で焼いていた出来立ての焼きいもを1本購入し、優しい笑顔に見送られて出発。

往復コース

往復コース入口
ゲートが往復コースの入口、写真の右の建物が受付です
往復ルート入口

往復コースのスタートは、道路脇のこの門からです。
開ける時にギーギーと大きな音が周囲に響き渡ります。
入山や下山の様子が分かるので、これはこれでいいと思います。

焼きいも

あつあつの甘い焼きいも。
これで元気が出ました。

免の石登山入口
車道を伝うのはここまで

登り始めて10分で左の車道脇の沢へと導く案内板が。
ここから沢に沿った山道が始まります。

往復コース

自然な状態を残しつつ、しっかり整備もされていて、管理者の努力に頭が下がります。

樹齢200年の大かえで

樹齢200年の大カエデ
1月なので葉っぱはありません
樹齢200年の大カエデ

大カエデの枝ぶりが凄いです。
紅葉の時期に見てみたい。

身代わりの免の石

免の石

いよいよ免の石と対面。
元あった場所から50mほど落ちたそうです。
案内板にもある通り、皆んなの身代わりとなって落ちたのでしょう。

展望台

往復ルート

さらに進むと、迫力のある岩峰群が見えてきました。
先に左の展望台に立ち寄ります。

展望台
見事な阿蘇連山の姿が望めます
パンフレット
受付でいただいたパンフレットで位置の確認

猫のシルエット

最後の岩場

いよいよ岩場の最後の階段を上ります。
到着後、後ろを振り返ってみると…

猫のシルエット

本当に猫のシルエットだあ!!
以前あった免の石は、猫の鈴の辺りだったのですね。

免の石の説明文

免の石が挟まっていた時の写真もありました。

もう1匹の猫

もう1匹の猫

見上げると、天井の岩と岩の隙間にも小さな尻尾の猫がいました?!

さいごに

往復ルートでしたので、帰りも同じ山道を下りました。
山の中にいたのは、2時間ほど。
軽く考えていたのですが、ゴロ石や浮石あり、急な角度の梯子や階段ありで、思った以上に体を使いました。
それでも、しっかりとしたルート整備のお蔭で、不安なく猫に会うことが出来ました。
尽力された管理者や関係者の方々に感謝します。
これまで多くの山を回っていますが、個人的にはベスト10に入る面白い山歩きでした。
次は新緑か紅葉の時期に訪れてみたいと思います。

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